PHPでの配列の宣言方法についてサンプルプログラムを使って説明します。配列は宣言と同時に値を代入して初期化することも可能です。
空配列の定義
array 関数を使用することで、空配列を作成することができます。
プログラム:
$array = array();
print_r($array);
実行結果:
Array
(
)
PHP 5.4.0 からは短縮構文で宣言することも可能になりました。array 関数を使用しなくても、次のように空配列を宣言することができます。
プログラム:
$array = [];
print_r($array);
実行結果:
Array
(
)
配列に値を代入して初期化する
配列の宣言と同時に値を代入することもできます。
プログラム:
$array_1 = array('あ', 'い', 'う');
print_r($array_1);
実行結果:
Array
(
[0] => あ
[1] => い
[2] => う
)
短縮構文を使って、配列の宣言と同時に値を代入することもできます。
プログラム:
$array_2 = ['か', 'き', 'く'];
print_r($array_2);
実行結果:
Array
(
[0] => か
[1] => き
[2] => く
)
連想配列に値を代入して初期化する
連想配列というのは「キー」と「値」がペアになる配列ですが、これも宣言と同時に値を代入して初期化することができます。
プログラム:
$array = array('country'=>'日本', 'state'=>'神奈川', 'city'=>'横浜');
print_r($array);
実行結果:
Array
(
[country] => 日本
[state] => 神奈川
[city] => 横浜
)
連想配列の初期化も短縮構文を使用して値を代入することができます。
$array = ['country'=>'日本', 'state'=>'千葉', 'city'=>'成田'];
print_r($array);
実行結果:
Array
(
[country] => 日本
[state] => 千葉
[city] => 成田
)
多次元配列に値を代入して初期化する
多次元配列というのは配列の要素が配列であるものです。多次元配列に値を代入して初期化するには array 関数を使用する方法と短縮構文を使う方法がありますが、array 関数を使用すると見た目が煩わしくなるので、あまり使う人はいないと思われます。
プログラム:
$array = array(
array('東京', '神奈川', '千葉'),
array('大阪', '京都', '兵庫'),
);
print_r($array);
実行結果:
Array
(
[0] => Array
(
[0] => 東京
[1] => 神奈川
[2] => 千葉
)
[1] => Array
(
[0] => 大阪
[1] => 京都
[2] => 兵庫
)
)
この宣言は短縮構文を使用すると次のようになります。かなりすっきりしますね。
$array = [
['東京', '神奈川', '千葉'],
['大阪', '京都', '兵庫'],
];
print_r($array);
多次元の連想配列に値を代入して初期化する
多次元の連想配列も宣言と同時に値を代入して初期化することができます。
プログラム:
$array = array(
array('country'=>'日本', 'state'=>'神奈川', 'city'=>'横浜'),
array('country'=>'日本', 'state'=>'千葉', 'city'=>'浦安')
);
print_r($array);
実行結果:
Array
(
[0] => Array
(
[country] => 日本
[state] => 神奈川
[city] => 横浜
)
[1] => Array
(
[country] => 日本
[state] => 千葉
[city] => 浦安
)
)
上記のプログラムは短縮構文を使って次のように書き換えることもできます。
$array = [
['country'=>'日本', 'state'=>'神奈川', 'city'=>'横浜'],
['country'=>'日本', 'state'=>'千葉', 'city'=>'浦安']
];
print_r($array);
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